20111014

遊園地みたいなゲーム 「毛糸のカービィ」をクリアしたよ


うむ。まぁまぁ面白かった。

金メダル獲るために同じステージをグルグルしてたので
結構時間かかった印象があったけど、終わってみれば9時間か。
まぁ寄り道あんまりしてないので、フルコンプしようと思うと
15時間ってとこかな。まぁまた今度がんばろう。


毛糸のカービィは先日紹介したDS用ソフト
「くまのプーさん 100エーカーの森のクッキングBOOK」という
俺の大好きなプーさんのゲームを非常に丁寧に作ってくれて
好感度が急上昇した開発会社グッドフィールが任天堂と組んで出した
「星のカービィ」の外伝的なWii用ソフト。
ファンからの評判はあんまり芳しくないし、
カービィってことで出荷されすぎたのかワゴンの常連さんで
新品2000円くらい……という悲しい状況に陥ってたゲームなので、
これは遊んでレビューせねばと沸々と一人燃え上がっておったわけです。

ちなみにグッドフィールと任天堂の組み合わせでは
「ワリオランドシェイク」なんかも出してるが、
ワリオもワゴンでたまに見るね……。嘆かわしい……。


ある日プププランドに現れた「アミーボ・アモーレ」という魔術師に
毛糸の世界に飛ばされ、毛糸の体になってしまったカービィ。
得意の吸い込みでなんとかしようとするも、毛糸の体では吸い込んだものが
体の反対側から出ていってしまってうまくいかない。
カービィが毛糸なら敵も毛糸。「毛糸の世界」は全てのものが
毛糸や布でできているという、不思議な場所だ。
というわけで、おなじみの吸い込み・コピー能力は封印!
本作のカービィは自分の体を伸ばして毛糸で敵を巻き取ったり、
絡めて丸めて毛糸玉にして亀の甲羅よろしく投げつけたり……と、
これまでとはまったく異なるアクションで立ち向かうことになる。

これ自体はまずまずよく出来ていて、毛糸伸ばしは敵だけでなく
ステージ上にある「ボタン」(洋服のボタンね)に引っ掛けて
カーテンを引いたり、足場を引き下げたり、
あるいはボタンにぶらさがって反動をつけてジャンプしたり……と
アクションの応用が非常に直感的にわかりやすく、
難しいことを考えなくてもボタンや敵めがけて
ビュッと毛糸を伸ばせば割とサクサクと進めて気持ちいい。
初めての場所でもパッと仕掛けを見て
「ハハァ、コレはこうやって使うんだな」というのがパッとわかる。
何より全てが毛糸と布で作られた世界、というグラフィックが
まず独特でこれだけですごく面白いと思った。
作り込みはWiiソフト中でもかなり上位じゃないかな。グラフィック。

ただ、前述の通り、吸い込みもコピーもなく、空も飛べない……と
「従来のカービィ」からはかなりかけ離れている。
まずここで期待して買ったファンはガッカリしちゃったんじゃないかなぁ。
俺はよく出来てて好きだし、そこまでシリーズに思い入れもないので
普通に楽しめたんだけど、別にカービィじゃなくてもよくね?とは
プレイしててちょっとだけ思ったり。
空中でオモリ型に変身して急降下(従来のストーン風)とか、
ジャンプボタン押しっぱなしでパラシュートに変身とか、
そういうところはちゃんとカービィっぽくはあるんだけど。
また、特殊なアイテムを獲ることで、特定区間の間だけ
UFOとかカービィロボ(?)とかに変身できて、
ちょっとコピー能力ぽい……というかヨッシーアイランドだなコレ。
コロコロと操作感が変わるのはすごく楽しかった。
ザコ敵もちゃんと毛糸や布になったおなじみの面々だし、
デデデ大王とメタナイトは毛糸姿でちゃんと出てくるし。
なんか黄昏れてる隙をつかれて
一瞬で捕まるメタナイトさんがさすがだし。
こういうところはちゃんとカービィなんだけども。


HPゲージというものが存在せず、ミスしてもそれまで集めた
「ビーズ」(マリオで言うコイン的なもの)をバラまくだけで
基本的にゲームオーバーはない。ただし、ビーズを集めた数で
ステージクリア後の評価が変わってくる。
このへんをやり込もうと思うと別だが、
クリアするだけなら難易度はかなりヌルめ。
集めたビーズはお金として利用でき、これでアイテムを買ったり、
的確にコチラの足下を見た金額を要求してくる
執事の銭ゲバっぷりに涙したりすることも可能。

あとは……そうそう、グッドフィールがなぜか大好きな
「家具を集めて部屋をコーディネイトする」って要素もあったり。
家具は各ステージに2個ずつあって、大抵は手に入れるのに
ちょっとした工夫が必要だったり分かりにくく隠されてたりするので
やりこみ要素的な側面も。まぁコレもすごく簡単だけど、
なにせ結構な数があるので、集めようと思うとなかなか熱い。


ステージは起伏に富んでて遊んでいて飽きないし、
構成もダレないようによく考えてある。
でもちょっと簡単すぎだよなぁ。詰まることが全然なかったし、
これ難しいな、と思ったのも2回か3回か、そんなもんだった。
まさかの○○○○○○がモチーフの最終ステージは
最高評価をもらおうと思うとなかなか難しいし、
メタナイトさんは貫禄の強さだったりもするが。
難易度が低くてテンポもよくて、イライラさせられることも少ない。
簡単は簡単でも「よく練られた」簡単さだとは思う。
なんていうか、遊園地でいろんなアトラクションで遊んでるみたいな、
そんな感じのゲームだと思った。
プーさんDSの時も言ったけど、すごく丁寧なゲーム作り。
そういえばBGMの雰囲気とかほとんど一緒だな。

良くも悪くも優等生で、アクがない。
遊びやすいけど、遊んでてあんまり引っかかるところがないというか、
「コレ好き!!」って言えるほどのインパクトがないなぁ。
プーさんは原作の持ち味が活きてて嫌いじゃないんだけど、
コッチはカービィらしさも薄いし、アクションの味付けもアッサリ。
でも絵本を読んでいるような雰囲気は暖かくてホッとするし、
趣向が凝らされたステージの数々は遊んでるとつい
口の端が弛んでしまうような楽しさがある。
「そこでそう来るか!」
「ああ、なるほど、よくできてるなぁ」
「おお! その発想はなかった!」
って感じで、遊んでてとにかく楽しいのだ。
やりこみ要素もいろいろあるし、ステージの数も多いし、
2000円なら大満足。みんなもワゴンで見かけたら
気軽に確保しておきましょう。オススメ。


もしプーさんDSもワゴンに放り込まれるようなことがあったら
悲しみのあまり大人買いを慣行してしまいそうだ。
ゲーム屋のレジの後ろとか覗き見すると、
初回特典のクッキングツールのせいであと何本残っているのかよくわかる!
さすがに任天堂製と違って十数万本見込んだタイトルでもないだろうし、
そこまで露骨に余ることはないだろうが……。
カービィもプーさんもすごくよくできてるのにな。惜しい。


毛糸のカービィ
毛糸のカービィ
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任天堂 (2010-10-14)
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