20111008

反響シ続ケル音楽 NieR Tribute Album -echo-



NieR Tribute Album-echo-
NieR Tribute Album-echo-
posted with amazlet at 11.10.08
ゲーム・ミュージック
SMD itaku (music) (2011-09-14)
売り上げランキング: 476


そんなわけでついに発売されたニーアレプリカント/ゲシュタルトの
世界を彩る音楽を様々なミュージシャンがトリビュートした
アレンジアルバム「echo」
うん、いや、発売したのは先月なんだけども……。
いろいろあってそのぅ、すみません。
あんなにプッシュしてたのに発売日にスルーしてすみません。
しかもあんなゲームのレビューの次の記事ですみません。
生きててすみません。ティッシュをカピカピにするしか
能がないくせにのうのうと生きててすみません。
俺の存在なんてカピカピティッシュ製造機みたいなもんです。
カピカピティッシュを製造するのが得意です。

本当は俺なんかカピカピティッシュの作り方について
事細かに書いてた方がいいのかもしれませんが、
僭越ながらトリビュートアルバムの感想何ぞを!
レビューなんぞを! 書きたいなと!
ニーアの思い出を添えて!
つーても俺なんかの拙いレビューを読んでるヒマがあるなら
公式サイトの試聴でもYouTubeでもいいので、
ちょびっと聴いてみてもらうのが一番いいとは思うけど。
ほんとうにイイから。気持ちいいアルバムだから。
だから俺は自己満足の名の下にこのレビューを綴ることにする。



原曲は物憂げなストリングスで詩的に綴った、
タイトル通り「休息」そのもののような穏やかな曲だったのが、
憂鬱なイメージだけを残してガラッとイメチェン。
繰り返される電子音の上げ下げは白昼夢を思わせる。
エミ・エヴァンスの母性溢れる歌声までが
まったく表情を変えて聴こえるのが不思議ですね。
ちょっとだけ電気グルーヴっぽい?
原作でどこに使われてたっけな。聴き覚えはかなりあるんだけど。
神話の森関連? 一曲目から記憶が曖昧でアレですね。


02 -echo- : NieR カイネ/救済〜カイネ/逃避 "matryoshka"

コレすごいわ。カイネシリーズは原曲からして一番好きだけど、
ヘビーなリズムを付加して断然ドラマチックに。
どこの国ともしれない不思議な歌詞が
意味を持って頭に入ってくるかのよう。後半の転調がまた泣かせる。
カイネ/救済は本当にもう……なんと言えばいいかな。
カイネとの初戦の後、初めてこの曲が流れた時はもう、
コントローラーを持つ手が思わず止まった。
曲の美しさに有無を言わせぬ説得力があって、
歌に物語そのものが詰め込まれてるように思えた。
カイネの苦しみ、悲しみ、痛み、彼女の悲痛な人生そのものが
この一曲で表現されているようにさえ思えたのだ。音楽って不思議だ。
カイネにとっての救済とは、いったいなんだったのだろう。


03 -echo- : NieR 流砂ノ神殿 "milestone"

原曲はまたもエミ・エヴァンスの伸びやかな声が活きた
壮大な一曲。こういう曲が普通にダンジョンのテーマに
使われてたりするのがニーアのいいところ。
milestoneによるアレンジでは大胆なドラムの連打とともに
一気にアップテンポな曲調に。
こういう良い意味でぶち壊しなアレンジは大好き。
メロディラインをなぞる音の柔らかさが
ドラムとミスマッチなのが逆にいい味を出していて気持ちいい。
それはそうと、今回参加してるアレンジャーの名前が
ほとんどわからなくて申し訳ないですね。
知人に訊いたら割と有名な人揃いだそうで。


04 -echo- : NieR エミール/犠牲 "Ametsub"

驚くほど原型がないけど、純粋にかっこよくて
主旋律が同じなのに別の曲として聴けるのが面白い。
電子音でこんなに柔らかさが出るものなんだなぁ。不思議。
原作ではニーア・カイネに感情移入しまくる一方で
エミールは良くも悪くも「優等生」的で
最後までピタッと来なかったんだよね。
まぁその後のドラマCDなんかでのリミッター外れっぷりは
別の意味で感情移入できないんだけど。もっとやっていい。


05 -echo- : NieR Suite Of NieR (Restructuring-夏ノ雪, 最終兵器, Ashes of Dreams) "Go-qualia"

まさかのニーア組曲。どの曲もニーアを代表するものばかりなので
聴き応え十分。しかしなにがどうなってこういう曲が出来上がるのか、
音楽作ってる人ってどんな脳みそしてるんだろうか。
構成が異常に入り組んでて、本気っぷりが伺える。
Ashes of Dreamsのアレンジは意外なことにコレ一曲のみ。
まぁOSTに4曲も入ってるので。もういいっちゃもういいのかもしれんが。


06 -echo- : NieR 魔王ノ城/咆哮 "RAFVEN"

そしてまさかの誤植でお詫び封入のこの一曲。
しかしコレむちゃくちゃだなぁ。思わず笑ったわ。
だってあの原曲をこのアレンジですよ。発想がもうスゴい。
でも出オチに終わらず、短いながらピッタリまとめた好アレンジ。
しかし「魔王」のアレンジもやっぱほしかったよな。
まぁコレはピアノアレンジでたっぷり泣く予定なので。
原曲はラストダンジョンのテーマだけど、
最初から最後までニーアの音楽には驚かされっぱなしだったな。


07 -echo : NieR 不完全ナ石 "Nobu44"

懐かしいような新しいような、ダンサブルなアレンジ。
ハウス風? トランス風?
音楽のジャンルのことは俺に訊かないでください。
これもいい意味でガラッと変わっちゃってるけど、
やっぱりこのくらいやってくれないと面白みがない。
しかし周回プレイで石の神殿死ぬほど回らされたなああああ。
あの石動かすのがメンドクサイのよ。


08  -echo- : NieR イニシエノウタ/デボル〜イニシエノウタ/ポポル "sasakure.UK"

「sasakure知らないとか死んだ方がいい」とか言われた、
有名な有名なsasakure.UKの手による待望のイニシエ。
だって俺……ニコニコとか観ないし……。
しかしこのアレンジがまた最高にカッコイイ。
ピアノに、ストリングスに、ピコピコした電子音に、
いくつもの旋律が代わる代わる畳み掛けてくる!
そこに乗っかるエミ・エヴァンスの歌声!
イニシエは大好きな曲だけど、その俺が太鼓判の完成度ですよ。
これだけ色んな音が飛び交ってても上品にまとまってるのがスゴい。
いやぁもうイニシエもカイネと並んでヤラレた一曲で、
村の酒場にいるデボルさんに近づいた時だけ
ストリングス主体のリズム部分に彼女のメロディが乗るんだよね。
最初にコレ知った時は本当に驚いた。そんでまた、
数々のアレンジが全部すげぇんですよ。特に運命はもう……。
ストーリー展開の衝撃度と合わせて、今でも胸に刻み込まれてる。


09 -echo- : NieR 愚かしい機械 "KanouKaoru"

オリジナルでは鉄がぶつかりあうような音が、
黒盤のアカペラでは重なり合う声がそれぞれ
何にも似ていない独特の雰囲気を作り出していたが、
このechoではまたなんとも言えない物憂げな雰囲気に変貌。
メロディのようでメロディじゃない、ノイズぎりぎりの
危ういところを突くその加減が絶妙。
しかし! ロボット山も素材集めで嫌と言うほど回ったので
この曲も素直に好きになれないという罪深さ……。
今でもロボット山マラソンは時々夢に見る。悪夢だ。


10 -echo- : NieR オバアチャン "Schroeder-Headz"

個人的にはコレがベスト。原曲のリフレインされるピアノを
うまく活かしつつ、まるで激しい雨のように連打される鍵盤!
ハッキリ言って一回聴いただけでは何がどうなってるのか
まるでわからないくらいの激しさ。
だが聴けば聴くほど奥深さが出てくる。
原曲の良さ、作曲者の個性、エミ・エヴァンスの歌声、
全てが良い方向に噛み合っていて素晴らしい。
元々好きな曲ではあるけど、カイネの悲痛さが蘇るようで
聴くたびに辛くてね……。でも、本当にいい曲だ。
いったいこんなセンチメンタリズムの極地みたいなメロディ、
どこで産まれてどこからやってくるのだろうか。


11 -echo- : NieR 失ワレタ森 "NO-NO2"

これももはや原曲の面影がほとんど残っていないけど、
民族音楽的な無国籍感というか、そういう雰囲気が
ニーアの世界観に良く合ってると思う。
コレ、そのままニーアで流れても違和感なさそうだ。
絶え間ない音のやりとり、次から次へと表情を変える音楽、
聴いていて飽きない。正しくエンターティナー。


12 -echo- NieR 夏ノ雪〜全テヲ破壊スル黒キ巨人 "world's end girlfriend"

夏ノ雪アレンジ二曲目。ニーアと言えばコレ、と言う人も多いのだろう。
ニーアには「主人公」にだけ専用のテーマソングが存在しないのだが、
個人的にはこの「夏ノ雪」が主人公ニーア(兄)のテーマってイメージ。
まぁアレは後のゲシュタルトなのですが。
どこか破滅的なアレンジがまた一層「ニーア感」を強くしている。
そして「黒キ巨人」ですよ! ニーアの戦闘曲と言えばコレ!
純粋にアクションゲームとしてはあの巨人戦がピークだったし。
あのとてつもない絶望感、次々変わる戦闘ルール、
そして……それを盛り上げる純レクイエム調のこの一曲!
こちらもかなりアグレッシブなアレンジ!
あんまりこういう曲調を聞き慣れてないせいか
聴いてるとちょっと疲れてくる感はあるんだけど、
これはもう実に「わかった」アレンジだと思うね。



音楽に関してはまったくの門外漢でして、
なんとか知ってる言葉で表現しようと頑張っては見たけど、
なんとも難しいね……。言葉で言えることなら言葉で言えばいい。
言葉で言えないことは歌にすればいい。
というわけで、一応YouTubeリンクもつけてみたので、是非。
もし気になったら、お値段もお手頃ですので、
どうぞお買い求めくだされば。それがまた次の展開に結びつくなら。
最初のOST(白盤)、アレンジ(黒盤)、トリビュートと来て
ここまで外れ曲捨て曲ひとつも無し! やっぱニーアの音楽すげぇわ。
ゲームやってない人にも十分オススメできるし、
できればゲームの方もやってほしいし、
ああ、なんだ、ニーア大好きだ!
音楽CDもいいけど、ゲームの方も待ってます。

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