20120131

マルチなレイド

友人が「どん兵衛」の天ぷらそばの「後のせサクサクかきあげ」
お湯を入れる前に乗せてるのを見て荒ぶった僕です。
「後のせサクサクや言ーとるやろうが! 製作者の気持ち考えろ!!」と言ったら
俺は先入れドロドロがいいんだよと反論されました。なんてハレンチ! 不埒です!


真・三國無双 MULTI RAID(マルチレイド) Special

さぁ今日のレビューは、2012年に続編である「2」のPSPリマスター版が発売予定の
真・三國無双 MULTI RAIDの一作目の移植「Special」を紹介。
驚きのお値段780円。またも投げ売られゲームのレビューです。

無双と言えばバッタバッタと敵を薙ぎ倒す爽快感がなによりの魅力ですが、
本作の最大の特徴は従来の一騎当千を捨て「ハイスピードな空中戦」に特化したアクション。
三國5をベースに、連攻撃で吹き飛ばした敵をR1のダッシュで追撃!
バシバシバシと気持ちよくコンボが決まります。さらに本作はいわゆる共闘型のゲーム。
最大4人の協力プレイで、フィールドを縦横無尽に駆け回れます。
SP版ではインフラストラクチャーモードによるオンラインCo-opの他に
一緒に戦ってくれるCPU武将を自由に編成できるようにもなっていて、
オフ専の方々にも非常に優しい仕様となっております。
まぁ2012年現在、オンラインの方が閑古鳥状態なのですが。

発売当初はこのあたりのゲームデザインが受け入れられなくて
「無双なのに敵が少ない」とか、「モンハンを期待したらなんか違う」とか、
なんやかんや言われてあんまり流行りませんでしたね。
そもそもの操作方法が本家無双と大きく異なっているという点と、
一作目ではまだシステムが煮詰まってなかったということを考えると、
批判意見全てに反論できるわけでもないのが苦しいところですが。

ストーリーはいつもの三國志。魏・呉・蜀の三國から好きな勢力を選んで
例によって国取り合戦をすることになります。まぁ最後の方でちょっと時空が歪みますが。
ここはデモも三國5からの使い回しばっかりだし、強いて特筆する部分もないんですけど。
基本は各章ごとに用意されたストーリーを、いわゆる「クエスト」方式で
依頼を受ける→戦場に行く を繰り返してお話を進めていきます。
もちろん、本筋とは別にサブミッションもまぁまぁ用意されていますし、
SP版で追加された新キャラ・猛獲が大いに荒ぶる南蛮編も追加されています。
さらにコラボミッションとして、遠呂智様や清盛と戦えたり、
あるいは何気に「OROCHI 2」より先にリュウ・ハヤブサやあやねとコラボしたりもしてます。
基本はいつもの三國志なんだけど、こういう部分はちょっと新鮮でいいですね。


本作を語る上で外せないのが、当時「コーエー、ご乱心」とまで言われた
武将のパワーアップシステム。これは無双ゲージを貯めて○ボタンで発動する変身能力で、
使用すると髪は色が変わって逆立ち、肌の色は怪物じみて、全身にオーラをまとって空を飛ぶ……
という、どこの少年漫画だよと言いたくなるようなはっちゃけたシステムなのです。
いきなりなんの説明もなしにスーパーサイヤ人化する三國武将たちのインパクトに
「あのお堅いコーエーがいきなりどうしたんだ」といろいろと騒がれた本システムですが、
そもそも三國2の時点で同じことを散々言われたわけで、そういう意味では本作は
またひとつコーエーの殻を破って限界突破した意義のある存在と言っても過言ではないですね。
過言です。

しかしこの「武将のハイパー化」は絵的に最高にカッコよく、ファミ通の記事を見た瞬間に
購入を決定したほどのインパクトの強さで、本シリーズのみで終わらせてしまうのが
もったいないくらいです。三國7があるなら是非またこの路線で行ってもらいたい。
また見た目だけではなく、変身後の軽快なダッシュで繰り広げる、まさに縦横無尽の空中戦は
本家無双とはまた違った新たな爽快感を産み出すことに、確かに成功していました。


難点はあまりにもあんまりな難易度設定。本家無双が「簡単操作で誰でも爽快」を
念頭に置いているのに対して本作の難易度はハードコアそのもの。
第一章のボス戦でいきなり三人のハイパー武将が飛び回り、各種兵器から砲弾が飛び交うという
すさまじいステージに挑まされて愕然とするのですが、その後右肩上がりに上がる難易度に
「ああ、第一章ってチュートリアルだったんだな」と泣きながら実感できることウケアイ。
いちおうは、レベルを上げたり装備を考え直したりして編成を考えれば
ゴリ押しでもなんとかなる場面も多いのですが、本家の方から入った人は
その強烈な難易度にびっくりして泡吹いて倒れるんじゃないかと思います。
敵武将はハイパーアーマー常備だわ、ザコは地味に固いわ、兵器が弾幕ばらまくわの大騒ぎに、
プレイヤーは不自由なロックオンシステムをなんとかなだめすかして挑まなければいけません。
SP版で多少緩和されたとはいえ、本当にこれなんとかしてほしい。
かと思えば、優秀な装備アイテムが揃う後半戦では
「一定時間完全無敵化」というアナーキーな組み合わせが使い放題だったりで
また別の意味で突き抜けており、敵武将がゴミになります。天舞とかまだかわいい方でしたね。


とにもかくにも、この「1」の評判があんまりだったせいで
実はシステム的に大幅に改良されて遊びやすくなった「2」が事実上爆死、
シリーズが現時点で止まったままのマルチレイド。
本家とはひと味違う爽快感、ビシバシと気持ちのいいコンボの感覚、
そしてあの最高にかっこよすぎて股が濡れるハイパー化武将……、
数々の良点をこのまま捨て去ってしまうのはあまりにももったいなすぎます。
コーエーには是非、ええ、是非とも今度の「2HD」の売れ行き次第で
次の展開、平たく言えば「マルチレイド3」なんかを考慮していただきたいものです。
テクモはこういうゲーム得意そうだと思うんですが。

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