20120306

デジモン


どうも! 頭痛で久々に寝込んでた僕です! 死ぬかと思った!

それはそうと日曜日観ましたかデジモン!!! まさかの太一再登場!!!!!!
無印アドベンチャー世代ならば感涙必至のこのサービス……ッ!
なんだかんだで過去最長の三期も続いたクロスウォーズもいよいよクライマックス、
最後だから好き勝手やっちゃれ! というスタッフの妙な意気込みが伝わってくるようでした。
いやほんと、ディケイド戦隊プリキュアと、このところ乱発気味の東映オールスターズですが、
この人知れず日曜の早朝に実現したデジモンのクロスオーバーには
ここ数年で一番胸に来るものがあった……。無印は泣かされたんだよなァ……。
しかもTwitterのタイムライン眺めてて初めて思い出したんですが、
3月4日ってウォーゲームの日じゃねーですか!! なんというニクい演出……!
スタッフわかってる、わかりすぎだよ! ありがとう!


そもそも、たまたま割引券をもらったからという理由で特に興味がなかった
「東映まんが祭り」を観に映画館まで足を運んだところから俺とデジモンの付き合いは始まった。
当時東映の稼ぎ頭だった「遊戯王(緒方恵美版!)」と「Drスランプ」の二本に挟まれた
たった20分の短編、アニメ一週分よりも短いその上映時間につめこまれた「怪獣映画」は、
他の二本の存在をかき消すのに十分なインパクトがあった。
それが最初の「アニメデジモン」である、劇場版デジモンアドベンチャーだった。

ごくごく普通の兄妹である太一とヒカリの前にある日突然現れた「コロモン」。
最初はおっかなびっくりながら次第に絆を深めていく彼ら。だが自らの力をコントロールできず
進化し、コロモンは自我を失っていく。もう一匹のデジモンとの戦いのために……。
見事な疾走感でテンポよく進む物語、最小限の描写で張られた伏線、
「パロットモンのクチバシを角で貫くグレイモン」といった戦闘シーンに代表される、
子供向けアニメの枠を超えた生々しさ……。当時無名だった細田守監督による、
今観ても文句のつけどころがひとつもないこの映画の出来に、誇張抜きで体が震えた。
さしずめ細田守版「カリオストロの城」と言ったところか、本人的には微妙かもしれないが、
今でも細田守監督の最高傑作はこの「無印劇場版」だと思ってます。

さらに綿密に張られた伏線は後に始まるテレビシリーズにも引き継がれ、
太一とヒカリも大きくなって再登場。21話では再び細田監督が演出を担当し、
こちらも劇場版と並んで非常に人気が高い一本になった。
ストーリー全体としても劇場版の雰囲気を引き継ぎながら、日曜朝に相応しい明快さもプラス、
「少年少女のサバイバルもの・デジモンとのバディもの」というと割とありがちな設定だが
よく練られた脚本はそれだけで類似作品との差別化に十分で、今観てもまったく色褪せていない。
細田守以外のスタッフも一流揃いで、後に似たような布陣で作られた
「ボンバーマンジェッターズ」も超弩級の名作でありました……。
テーマソングの「Better-fly」は今でもカラオケランキング上位の常連で、
まさに本作は一作にして名作となったと言っても過言ではない。

そして前作から一年後の春、40分という前作の倍の尺でもってスクリーンにデジモンは帰ってきた。
監督はもちろん細田守。その他スタッフも多くを前作から引き継いだ布陣で作られた第二作
「僕らのウォーゲーム」はファンの間で今も伝説として語り継がれている。
40分間ほぼノンストップ、文字通り最初から最後までクライマックスな超展開の連続、
凝ったアクションに遊び心満載の演出、終盤にやってくる圧倒的な絶望感、
そしてそれをひっくり返す究極のカタルシス……。
安易な評論は許されない、完成されたアニメーション、完成されたエンターテイメント、
そんな最上級の表現が最も似合う一本として公開された本作は、未だに根強いファンを持つ。
最も有名なところとしては、現代美術家として有名な村上隆がこの作品に惚れ込んで
細田守ら東映スタッフに依頼し、ウォーゲームをベースとした短編アニメーション
「SUPER FLAT MONOGRAM」を作らせたなんてエピソードも。
本作が細田守の手を離れた後も、直接の続編となる「ディアボロモンの逆襲」が
翌年に公開されたり、またウォーゲームの初期案として考えられていた
ロードムービーというアイデアは夏の劇場版に発展し再利用されるなどなど、
「デジモン」の世界観に色濃い影響を残していることからも、
本作の持つ大きな意味が計り知れる。言うまでもなく、後の細田監督オリジナル長編
「サマーウォーズ」もこのウォーゲームを下敷きとしている。


テレビシリーズや劇場版の好評を受けて、デジモンシリーズは以降も継続。
無印アドベンチャーの二年後を舞台とした「02」や世界観を一新した「テイマーズ」、
いずれも根強いファンを持つ良作で、大人の視聴にも耐えられるアニメとして
着実にファンを増やしていった。まぁ四作目の「フロンティア」が何を思ったのか
凡庸で退屈な「コレジャナイ」アニメになってしまったせいで
春映画の頓挫、以降「セイバーズ」までのシリーズ中断を招いてしまいましたが……。
キャラは魅力的だったんだけどね。キャラは。


デジモンは地味ーにゲームも良作が多いのよ! いやまぁあんまり多くはないか!
わからんけど、PSで発売された初代デジモンワールドは代表的な良作として名高いし、
アニメのメディアミックスとして作られた「カードアリーナ」や「バトルエボリューション」も
手堅い良作として地味ながら心に残ってる人も多いのでは。
ワンダースワン版もよかった……! ワンダースワン買い直したくなるね。

何はともあれ、「クロスウォーズ」の終了を持ってデジモンの歴史にも
再び幕が引かれることに……。紆余曲折を経た結果ここまで続いたということを考えると、
それだけでも感謝すべきことなのかもしれませんが、やっぱ寂しいですね……。
特に、過去のキャラクター勢揃い!的なお祭り感は文句無しに嬉しいものの、
より一層「これでおしまい」感を盛り上げているのも事実……。
寂しい……。また復活してくれないものか……。
年に一回くらい「デジモンオールスターズ」として映画やってくれないものか……。
監督細田守で……。毎日観に行くわ。
デジモンとプリキュア、どこで差がついたのか……慢心・環境の違い。
初代の一気観でもしようかなああああ。



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