20120705

日本のヒーロー、世界のヒーロー


というわけで今度はちゃんとアメイジングスパイダーマン観てきたよ。
いやもう……最高だった。これがヒーロー映画ってもんだよ。
世界よ! もう日本のヒーローのことは忘れてください! 特撮大戦なんか無かった。


2002年公開のサム・ライミ版「スパイダーマン」をリメイク……というか原作通りに
「リ・ブート(再起動)」したという名目で製作された新生スパイディの一作目。
新監督はマーク・ウェブという、スパイダーマンを撮るために産まれて来たみたいな名前の監督。
まさか名前だけで選ばれたわけでもないだろうけど。

基本的なお話の流れはライミ版一作目と同じく、遺伝子改良で作られた新種クモに噛まれたことで
超人的な能力を手に入れたピーター・パーカーが、最愛の伯父の死を乗り越えて
ヒーローとして成長していく過程を描いているのだが、今回はより
「高校生ピーター・パーカー」に寄ったような作りで、高校生活を通した友達付き合い、
新ヒロイン・グウェンとの微妙な距離感や、そういうヒーローの姿と対となる
ピーターの日常の描写にかなり力が入っていて、実際にスパイダーマンとして飛び回るようなシーンは
映画の中頃あたりまで出て来なかったりする。この辺で旧シリーズとの差別化というか、
丁寧に丁寧に新シリーズの地盤固めしてるみたいな感じがしましたね。
序盤はちょっとクドいかなぁとも思ったけど、一気にアクションが増える後半のおかげで
うまくバランスはとれてましたね。
ライミ版三作でそれぞれ違った角度から描いたピーター・パーカー=スパイダーマンの要素を
全て取り入れつつ新たに再構築する、という職人的な映画だったと思う。
ヒロインもちゃんとそこそこ可愛い子でよかったですね。MJなんかいらんかったんや!

なによりも「アメイジング」はとてつもなくヒーロー映画なのである。
どちらかというと「スパイダーマンという映画」をずっと作ってきたライミ版に比べて、
アメイジングでは「スパイダーマンそのものを作る」という感じがしました。
スパイダーマンとは何か? ヒーローとは何か?
そういう根本的なレベルからきちんと作り直してあって好感。
子供を助けるシーンで語られる「マスク」の意味や、
傷つきながらそれでも戦うスパイダーマンの姿、
そんな彼に心動かされる何人かの人々……。
夜の摩天楼、クレーンが道を作るシーンは本当にかっこよかった。
一番かっこいいタイミングで一番かっこいいシーンを持ってくるんだもんなぁ。
あらゆるシーンが「スパイディファンが観たかったスパイダーマン」であり、
あるいは「ヒーロー映画マニアが観たかったヒーロー映画」。
この部分に徹底してこだわって作られていた。これもライミ版にはなかった要素でもある。
とはいえライミ版とどちらが優れているか……という話ではないんですが。
ライミ版の一作目も未だにベストヒーロー映画のひとつです。二作目以降はまぁ……。

なんつーかもう、うまく言えないんだけどとにかく面白かった。最高だった。感動した。
ちょっとコメディタッチな部分が目につくというかなんというか、
普通にかっこよく撮ればいいようなシーンでもワンクッション置きたがるのは監督の色なのか。
とにかく総合するとまさにこういうヒーロー映画が観たかった、って感じでした。98点。
しかし日本の特撮ももっと頑張ってほしいですね。
儲かるからって理由だけで出来の悪いお祭り映画ばっかり作ってちゃダメですよ東映は。
この映画を前にしてよくも「世界よ!(笑)」とか言えたもんですよ。もう恥ずかしい。
「アメイジング2」も絶対観に行きます。


映画の感想ばっかりですみません! でも映画はいいですよ。2時間で終わるし。
P3Pなんかもう二ヶ月やってますからね。前も言ったかこれは。
でもスパイダーマンのゲームとかあったらやりたいですね。あるのかな。

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