20130413

さよならスクエアエニックス


またスクエアエニックスがやらかしてしまいました。



周囲の物をフル活用して謎を解け。

「TOMB RAIDER」日本語吹き替え版プレイ動画

“トゥームレイダー サバイバルガイド パズル編”が公開


http://www.4gamer.net/games/125/G012544/20130412082/

 また,Steamで購入した欧米版「トゥームレイダー」を日本語音声/字幕で楽しめるようにするダウンロードコンテンツ「Japanese Language Pack」が,日本語版の発売に合わせ,4月25日にSteamで発売されることも発表された。(記事より引用)
アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されたことで日本でも比較的
知名度の高いシリーズの最新作ですが、当初Steam※において
日本語版は販売されておりませんでした。
(※Steam:米Valve社が管理するPCゲームストア。iOSのAppStore、AndroidのGooglePlayに近い)
このたび晴れて、PC版で遊んでいるユーザー向けに
日本語字幕・吹き替え音声が追加配信されることが発表されたわけですね。

それの何が問題か?と思われるかもしれませんが、なんとこの日本語パック、
30ドルで配信される有料DLCなのです。
日本円にしておよそ3000円(2013年4月現在)。ソフト本体と合わせると8000円、
ほとんどパッケージで購入するのと変わらない値段になってしまいました。
低価格で最新ゲームがダウンロードできる、が売りのSteamにおいて
この強気の価格設定はユーザーの反感を招いてしまいそうです。


なんですか?それだけだと事の重要性がわからない?

では単刀直入に言いますが、この「日本語字幕・吹き替えDLC」の最大の問題点は
このゲームにおいて言語パックが有料配信されているのは日本のみという点です。
冒頭の画像を見ていただければ分かるように、本作はマルチランゲージに対応しており、
(日本語を除いて)ゲームを購入した時点で様々な言語に切り替えることが可能です。
つまり、日本以外の、日本語以外の言語を使用する国の方々は
およそ5000円のソフト本体を購入した時点で本作を自国の言語で遊べるのです。
日本語で本作を楽しむためには3000円の余分な出費が必要なのです。


しかし問題はこれだけではありません。
そもそも本作は発売時点では日本語に対応していたのです。



当時の画像(拾い物)

対 応 し て い た の で す 。

だんだんミステリーじみてきました。



つまり本作は、

・発売当初は日本語字幕・日本語吹き替えが収録されていた。
・が、後のアップデートでなぜか日本語だけが削除された。
・一ヶ月後、なぜかその削除した部分を3000円で販売すると言い出した。

という経緯を経て、上記の発表が行われたわけです。


Steamには「おま国」という負の文化がありました。
様々な契約、権利、あるいは暗に利権に絡んで、海外で配信されたゲームが
なぜか日本で(あるいは一部の国で)配信されない、という事態を揶揄して
「お前の国には売ってやらね現象」とユーザーの間で呼ばれるようになりました。
特に日本においてこのおま国現象は顕著で、
「(Steamで安く売るとパッケージが売れないので)売ってやらね。」
と言った基本形から、
「(他の国より高めの特別価格で仕方なく)売ってやる」
と言った悪どい商法も平気でまかり通ってきました。
そう、本作のように日本だけ高額な負担を強いられるというケースは
これまでも決して珍しいことではありませんでした。

ですが当初あった機能をあろうことかわざわざアップデートで削り、
それを3000円で別途売りつけるという凄まじい離れ業をやってのけた例は
さすがに他にはありません。
発売日に日本語対応の文字を見て購入した方はどんな気分になるでしょうか。
いいですか、本作を待望する日本人ユーザーのために
わざわざ翻訳家を雇ったり声優に吹き替えを依頼したがために
3000円という負担を強いられているわけではないのですよ。
繰り返しますが最初は入っていた機能をわざわざ削って3000円で売りつけているのです。


どこの会社がそんな詐欺まがいのことをしてるのかというと、



そう、スクエアエニックス。言うまでもなく日本の会社です。



いいですか。繰り返します。

1・人気のシリーズ最新作が

2・最初は日本語で遊べたけれど

3・なぜかアップデートで日本語が削除され

4・後ほど改めて削除した部分を

5・3000円で販売すると発表しました

6・日本の会社が。


本当にこんなことがまかり通っていいんでしょうか?
それも、かつて天下を誇った二大日本企業の合併企業が、です。
ドラゴンクエストとファイナルファンタジーの会社が、ですよ。

たぶん、多くの方にとってはPCゲーム、あるいは洋ゲーというのは
それほど馴染みのない文化であり、どれだけこの件を力説しても
「ふーん、大変だね」くらいの感慨しか持たないであろうことは理解できます。
でも、こういうことを自国のファンに対して平気でできる企業が、
今後PS3や3DSといったコンシューマー機で、日本向けの和ゲーで、
同じようなことをしないと本気で思えますか?
このような日本をないがしろにした商売をする企業を信頼する事ができますか?
ユーザーをなんだと思っているのでしょうか? 彼らにとって日本人は
他で作った赤字を埋めてくれる便利な財布でしかないのでしょうか。
小売りへの配慮? それがユーザーに負担を強いる言い訳になるのですか?
このゲームは小売業者のために作られたものなのですか? そうではないはずです。


僕は、もうスクエアエニックスという会社を信頼する事ができません。
僕の大好きなゲームを、ある意味で僕の人生を左右するようなゲームを
たくさん生み出してきたメーカーです。
ですが、もうそこにあった親密な信頼は、この一件で完全に失われてしまいました。
「不買運動」というような大仰なことをするわけではありませんが、
少なくとも、もうこの会社のゲームを新品で買うことは二度とありません。
新品で買えば、そのお金はメーカーに回ることになります。
(最も現状の小売り制度は非常に複雑で、単純にそういうことにもなりませんが)
積極的にこの会社のためにお金を使おうとは今はとても思えません。
ドラッグオンドラグーン3の発売もとても期待していましたが、
パッケージにスクエアエニックスのロゴが入る限り、新品では買いません。
中古販売は正式に認められた販売業であり、かつ利益はメーカーには回りません。
何を買うか、という自由は誰もが持っていて然るべきものです。


この記事を見た方に「こうしろ」と何かを強いるわけではありません。
別に自分のことを正しいとか、正義の行いと思っているわけではありません。
ただ、知っておいてほしかっただけです。我々は、搾取されているのだ、ということを。
何も知らずに詐欺師に金を払うようなことは誰にもしてほしくありません。
誰かが誰かを搾取する権利など絶対にあり得ません。
我々は些細であれ、不条理に対しては声を上げるべきだと思っています。
だから僕はこの記事を書きました。出来る限りの誠意を込めて。
たとえそれが壁に卵を投げつけるようなものであっても。

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